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身に付けると悪いものから身を守り、願い事を叶えるサポートをしてくれると言われているパワーストーンには、ルビーやサファイア、エメラルドやダイヤモンドなど、宝石と呼ばれる石も含まれることがあります。同じ種類の石でも天然石やパワーストーンと呼ばれることもあれば、宝石とされている場合があるのはなぜでしょうか。本記事ではパワーストーンと宝石の違いを解説します。
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まずはパワーストーンと宝石の定義を解説します。
天然石とは、地球の内部で何百、何千、時に万や億単位の長い年月を経て育った石のこと。古代の人々は、そのように大地のパワーを秘めた石や結晶に特別な力があるとして、お守りとして身に付けたり、儀式で使用したりしてきました。それがパワーストーンの起源です。現代でも多くの人がパワーストーンが持つ不思議な魅力に惹かれ、アクセサリーなどにして身に付けたり、インテリアとして飾ったりしています。
ちなみに天然石の対になるものとして「人工石・人造石」がありますが、これらは名前の通り人工的に作られた鉱物のことです。
宝石は大きなカテゴリでは天然石に分類されます。天然石の中でも以下のポイントを抑えたものが宝石として扱われます。
宝石をさらに細かく分類すると、貴石と半貴石に分けられます。貴石とは希少価値が高く、モース硬度が7以上あり、比較的高価な宝石のことです。五大宝石(ダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルド、アレキサンドライト)やトパーズ、アクアマリン、ガーネット、ペリドットなどが挙げられます。また、モース硬度が7以下でもその美しさから貴石とされる宝石に翡翠、オパールがあります。
一方、半貴石とは、貴石ほどの希少価値はなく、硬度も低い宝石のことを指します。価格も貴石に比べると安価なものが多いです。また、鉱物や有機物(真珠、サンゴ)の中でも美しいものも半貴石とされます。代表的な半貴石として、クォーツ(水晶)類、アゲート(メノウ)、カルセドニー、パール、天然ガラスなどが挙げられます。
貴石と半貴石の明確な分類方法はありません。宝飾業界でも基準が統一されていないため、全く同じ石でも人によって分類方法が異なります。
パワーストーンも宝石も天然石の一種で、その中でも希少性、外観の美しさ、耐久性・硬度が優れたものが宝石として分類されます。一方、パワーストーンは石が持つ意味や効果を重視された天然石のことであり、お守りとしての要素が強いと言えます。しかし、両者を分ける明確な定義はありません。そのため、例えばダイヤモンドでも宝石として扱う場合もあれば、パワーストーンとされることもあるのです。
宝石とは、パワーストーンを含む天然石の中でも特に外観の美しさや硬度が優れていて、希少性が高いものを指します。そのため、同じ種類の石でも研磨の具合や結晶の状態によっては宝石とされることもあれば、パワーストーンとして扱われる場合もあります。
宝石の方が価値は高くなりますが、大切なのはパワーストーンか宝石かということではありません。石を身に付ける際に最も大切なのは自分にしっくりと馴染むかどうかということです。ぜひ、様々な石を手に取ってみて自身に合うパワーストーンや宝石を探してみてください。
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