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占星術では、ホロスコープ上にある「天体」を読み解くと、その人のより深い部分を知れると言われています。しかし、10天体はそれぞれどのような意味を持つのか、知らない人も多いでしょう。そこでこの記事では、占星術における天体の役割や意味を解説します。
この記事を読むための時間:3分
占星術の「天体」には、月・水星・金星・太陽・火星の個人に影響するもの、木星・土星の社会の中で生かすもの、天王星・海王星・冥王星の世代的な意識を表すものという3つの役割があります。太陽を基本にして他の天体を深く読み解くと、その人のより深い本質を理解できると言われています。
占星術での10天体が持つ意味を、それぞれ解説します。
太陽は基本の性格など、個人の根本を表します。人生の目的や行動原理、価値観など、その人自身の根底にある部分を表すため、天体の中で最も重要な意味を持つと言われています。占星術では、まず太陽の意味や位置を読み解き、そこから他の天体との関係や性質を深掘りして占いを進めるのが基本です。
月は感情や感受性など、内側の部分を表します。太陽が昼間の目に見える外面的な部分を表現するのに対し、月は夜間の目に見えにくい内面的な部分を表現するのが特徴です。自分の内側にある欲望や感じていること、普段の癖や習慣など、目に見えない存在の象徴となり太陽の次に重要な存在になります。
水星は学習能力や言語能力、コミュニケーションスキルなどを表します。文字や文章、言葉などで表現する力を司ると言われています。
金星は美と愛情、喜びなどを表します。恋愛やお金などの外側から与えられる欲求でもあり、個人の幸福に大きく関わるものです。好きや楽しい、嬉しいなどの感覚の根源とも言われ、女性的なエネルギーの象徴であるとも考えられています。
火星は、情熱や行動などの意欲を表します。金星が女性的な象徴であるのに対し、火星は男性的な象徴であると言われ、身体能力や闘争本能などの意味も持ちます。占星術においては、困難を乗り越えるのに必要なエネルギーと考える人も多いです。
木星は拡大や発展、成長など、物事の広がりを表します。占星術では、自分自身をどう成長させるか、目標実現のためにどのような行動を取るかなどの意味を持つと言われています。
土星は、停滞や制限などを表します。占星術においてはネガティブな意味合いではなく、成長するための準備期間、立ち止まって努力する期間と考えられています。スキルと知識を身につけて、次のステップへ進むための基盤を整えるものです。
天王星は、変革や変化など物事を新しく変える要素です。占星術では、自分自身を変化させること、古い価値観を捨てて新しい価値観を取り入れることなども表しています。
海王星は、直感力や無意識の出来事などを表します。目に見えないけれど確かに感じられるもの、スピリチュアルで神秘的な存在などの意味もあります。
冥王星は、死や破壊と再生を表します。悪い意味合いのものではなく、新しいことを始めるには、古いものを壊す・捨てる必要があるという意味です。占星術では、限界を越えるために必要な過程と考えます。
占星術の天体には、個人に影響するもの・社会の中で生かすもの・世代的な意識を表すものの3つの役割があります。太陽を最も重要な基盤と考えた上で、月や水星などその他の天体を考えるのが一般的です。占星術では、天体を深く読み解くとその人のより深い部分を知れるので、意味や位置付けをしっかり理解しましょう。
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