3月の誕生石「アクアマリン」に込められた意味は?特徴や効果も紹介
春の暖かい日差しが心地よい3月の誕生石は、爽やかな水色が魅力的な「アクアマリン」です。この宝石は、青い空や清らかな水を思わせ、その深い色合いと穏やかな輝きで、人々の心を魅了してきました。本記事では、アクアマリンの特徴や名前の由来、石言葉が持つ意味や効果について詳しく紹介します。一緒にアクアマリンが持つ魅力を探求してみましょう。
この記事を読むための時間:3分
3月の誕生石「アクアマリン」
3月の誕生石であるアクアマリンは、透き通った海のようなブルーが特徴的な宝石です。古くから海の神や女神を祀る祭祀に用いられ、航海の安全や豊漁を願うお守りとして人気がありました。また、浄化作用を持つ石として知られ、海が持つ神秘的な力の象徴とされてきた宝石です。
アクアマリンの特徴
アクアマリンは、ベリル(緑柱石)の一種で、海のような美しいブルーが特徴です。ベリルに分類される宝石の中には、アクアマリン以外に、グリーンに輝くエメラルドや可愛らしいピンク色のモルガナイトがあります。色が濃くなる程価値が高くなる宝石が多い中、アクアマリンは、透明度が高い鮮やかなブルーなものほど、高品質とされています。
アクアマリンの名前の由来
アクアマリンという宝石の名前は、原石の色に由来したものです。特徴的な澄み渡るブルーの色が、透明な水のようであることから、ラテン語で「水」を意味する「アクア」と「海」を意味する「マリン」を組み合わせたものが語源となりました。海の輝きを連想させる名前は、みずみずしいブルーが特徴的なアクアマリンにピッタリです。
アクアマリンにまつわるエピソード
透き通った水色が特徴的なアクアマリンは、その色から、海の神の怒りを鎮める力を持つと信じられてきました。3月は、冬から春に季節が移り変わる時期であり、気候が安定しないため、波も高く海難事故が起こりやすい時期です。そのため、穏やかな海の色をしたアクアマリンは、船乗りにとって荒波を乗り越える最高のお守りでした。
他にも、アクアマリンは、船乗りに恋をした人魚の涙でできた宝石だという秘話もあるなど、穢れの無い美しい海と関連したエピソードが沢山あります。
アクアマリンの石言葉の意味と効果
3月の誕生石であるアクアマリンは、「聡明」「沈着」「勇敢」「幸福に満ちる」といった石言葉を持ちます。穏やかな海の色をそのまま写したかのような、透き通ったブルーの輝きを放つアクアマリンは、持つ人に冷静さを授け、困難に立ち向かう勇気をもたらすと言われています。
また、いつの時代でも、水は汚れを洗い流すためのものとして使われてきました。水の色をしたアクアマリンは、身に付けることで、水に変わって汚れを落とし、心身を清らかにしてくれるとも考えられています。
アクアマリン以外の3月の誕生石
3月の誕生石には、アクアマリンの他に、珊瑚、ブラッドストーン、アイオライトという宝石があります。珊瑚は、古くから日本で「縁起物」として親しまれ、「長寿」「幸福」「確実な成長」といった縁起の良い石言葉を持ちます。
ブラッドストーンは、濃い緑色に赤やオレンジの斑点模様を持つ宝石で、石言葉には「勇気」「救済」があります。アイオライトは、夜の星空をそのまま閉じ込めたかのような色をした宝石で、石言葉は「道を示す」「航海の安全」です。
美しい輝きを放つ3月の誕生石「アクアマリン」
今回は、3月の誕生石であるアクアマリンについてご紹介しました。アクアマリンの透き通った美しさは、穏やかでありながら力強い海の力を象徴し、持ち主に冷静さと困難に立ち向かう勇気をもたらすとされています。3月生まれの大切な人に特別なジュエリーとして、「アクアマリン」を贈る場合は、石に込められた意味まで伝えると、より一層気持ちのこもったプレゼントになるでしょう。