7月の誕生石「ルビー」に込められた意味は?特徴や効果も紹介
本格的な夏を迎える7月の誕生石は、鮮やかに輝く赤色が魅力的な「ルビー」です。この美しい宝石は、古代から高貴さと情熱の象徴とされ、多くの人を魅了してきました。炎を灯したかのような力強い輝きは、神秘的な力を持つとされ、兵士の命を守ったり恋人同士の絆を強くしたりするお守りとして身に付けられていたようです。
本記事では、ルビーの特徴や名前の由来、石言葉が持つ意味や効果について詳しくご紹介します。一緒にルビーが持つ魅力を探求してみましょう。
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7月の誕生石「ルビー」
7月の誕生石であるルビーは、情熱と気品を併せ持つ鮮やかな赤色が特徴的な宝石です。ダイヤモンド、サファイア、エメラルドに並ぶ世界四大宝石の一つであり、4つの中では年間産出量が一番低く、希少価値が高いことで有名です。力強く気高い印象を持つルビーは、「太陽の神」や「愛と情熱」の象徴とされ、古くから多くの人々に愛され続けています。
ルビーの特徴
ルビーの一番の特徴は、何と言っても鮮やかなレッドカラーです。コランダムという鉱物の一種であるルビーの色は、コランダムに含まれる酸化クロムによって生じます。
酸化クロムの含有量が多いほど、鮮やかで濃い赤色になるのですが、代表的なルビーの色には3つの種類があります。透明度の高いピンク色をした「チェリーピンク」、鮮やかな赤色の「ピジョンブラッド」、黒みを帯びた濃い赤色の「ビーフブラッド」の3つです。
ルビーの名前の由来
ルビーという宝石の名前は、ラテン語で「赤」を意味する「rubeus(ルベウス)」に由来しています。和名でも、「紅玉(こうぎょく)」と呼ばれていることからも分かるように、ルビーの鮮やかな赤色にちなんで名前が付けられました。ルビーが放つ力強い赤い色は、人々の愛と情熱を掻き立てる色だとされています。
ルビーにまつわるエピソード
古代ビルマでは、ルビーは勇気や不死身、勝利を象徴する宝石として信じられていたため、戦士は、ルビーを身に付けたり、中には皮膚に埋め込んだりして戦いに向かいました。ルビーが持つ力強さを手に入れようとしたのは、戦いに挑む男性だけではありません。女性たちは、美しさと情熱の象徴とされていたルビーを身に付けることで、自分に対して自信をつけ、積極的に恋の願いを叶えようとしました。
ルビーの石言葉の意味と効果
7月の誕生石であるルビーは、「情熱」「良縁」「勝利」といった石言葉を持ちます。ルビーはその鮮やかな赤色から愛情や情熱を象徴し、深い愛情を育む力を持つと信じられています。また、良縁という石言葉があるように、恋愛を成就させ、幸せな結婚に導くパワーを持つとされているため、恋のお守りとしても使われています。
鮮やかで力強い色を持つルビーは、持ち主に精神的な強さや勇気を持たせ、勝利に導いてくれる宝石です。
ルビー以外の7月の誕生石
7月の誕生石には、ルビーの他にスフェーンという宝石があります。スフェーンの色合いは多様で、黄色、緑、茶色、オレンジなどがあり、瑞々しい果実のような爽やかな輝きが特徴的です。スフェーンの石言葉には、「永久不変」「純粋」などがあります。
美しい輝きを放つ7月の誕生石「ルビー」
今回は、7月の誕生石であるルビーについてご紹介しました。ルビーが持つ鮮やかな赤色は、勝利と情熱を象徴し、持ち主に精神的な強さをもたらすとされています。また、身に付けることで、困難に打ち勝つ力を与えるとされ、恋愛成就のお守りとしても人々から愛されてきた宝石です。
7月生まれの大切な人に特別なジュエリーとして、「ルビー」を贈る場合は、石に込められた意味まで伝えると、より一層気持ちのこもったプレゼントになるでしょう。