9月の誕生石「サファイア」に込められた意味は?特徴や効果も紹介
秋の気配が漂い始める9月の誕生石は、気品のある濃いブルーが魅力的な「サファイア」です。この宝石は、その濃厚な青色と高貴な輝きで知られ、長い間、真実の愛や誠実さの象徴とされてきました。
王族や貴族を始め、ローマ法王が持つリングにまでもあしらわれているこの宝石には、一体どのような美しさが秘められているのでしょうか。本記事では、サファイアの特徴や名前の由来、石言葉が持つ意味や効果について詳しく紹介します。一緒にサファイアが持つ魅力を探求してみましょう。
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9月の誕生石「サファイア」
9月の誕生石であるサファイアは、吸い込まれるような深い青が特徴的な宝石です。ダイヤモンド、エメラルド、ルビーに並ぶ世界四大宝石の一つであり、古くから神聖な石として崇められてきました。深い海の色を連想させる堂々とした輝きを放つサファイアは、揺るぎない心を象徴する宝石です。
サファイアの特徴
サファイアは、コランダムという鉱物に属する、赤色以外の宝石の総称です。コランダムの中で赤色がルビー、それ以外の色がサファイアと呼ばれます。「サファイアブルー」として広く知られているように、深い青色が最も有名ですが、サファイアには、ピンク、イエロー、グリーン、オレンジ、パープルなど、多彩なバリエーションが存在します。
サファイアの名前の由来
サファイアという宝石の名前は、ラテン語で「青色」を意味する「sapphirus(サッピールス)」に由来します。サファイアは、神秘的な輝きを持つ青色が特徴だとされ、ラテン語で「青」を意味する言葉を基に名前が付けられました。和名では「蒼玉・青玉(せいぎょく)」と呼ばれ、誠実さを象徴する宝石とされています。
サファイアにまつわるエピソード
中世ヨーロッパで、サファイアは「神聖な石」として、ローマ法王や王族、貴族に愛される存在でした。ローマ法王のリングや王族の王冠に埋め込まれているサファイアは、信仰や権威の象徴とされ、宝石が持つ力を通して人々を苦しみから救うことができると信じられていたようです。
また、サファイアの深い青色から、天空や海、地球を連想させるため、心を落ち着かせて直観力を高める力を持つとされています。
サファイアの石言葉の意味と効果
9月の誕生石であるサファイアは、「慈愛」「誠実」「成功」といった石言葉を持ちます。サファイアの深みのある青さは、慈愛や深い愛を表す色とされ、人との関係性において誠実さを基に絆を深めるのに役立つとされています。そのため、一途に愛することを誓うお守りとして、サファイアのエンゲージリングを贈る人が多いようです。
また、気品のある落ち着いた色のサファイアを身に付けることで、心が整い、冷静になり、真実を見抜く直感力が研ぎ澄まされると言われています。
サファイア以外の9月の誕生石
9月の誕生石には、サファイアの他にクンツァイトという宝石があります。クンツァイトは、淡いピンク色が特徴的で、その優しい色合いから女性向けの宝石として人気です。石言葉には「無償の愛」「無限の愛」「純粋さ」「可憐」などがあり、癒しと愛情を象徴する宝石として知られています。
美しい輝きを放つ9月の誕生石「サファイア」
今回は、9月の誕生石であるサファイアについてご紹介しました。サファイアが持つ品のある美しさは、慈愛と誠実さを象徴し、持ち主の心を浄化する力を持つとされています。また、古代から神聖な石として知られ、ローマ法王のリングや宗教的な儀式に用いられてきた宝石です。
9月生まれの大切な人に特別なジュエリーとして、「サファイア」を贈る場合は、石に込められた意味まで伝えると、より一層気持ちのこもったプレゼントになるでしょう。